• 設計事務所って何をしてくれるの?図面を書くだけ?
  • お客様の考え方や要望を基本設計に盛込み、それを基により詳しい予算を算出できる実施設計図を作成しますが、それだけではありません。
    お客様の建物が設計図どおりに施工されているかをチェックする工事監理を行います。
    建物の完成まで工事が完全に施工されるかを責任を持ってまとめ上げるまでが仕事だと考えております。
  • 工事監理って何?必要なの?
  • 例えば、「完成した建物の壁にスキ間がある」「壁紙が剥がれている」などは、お客様も気がつくでしょう。しかし、その壁の下に貼られている合板の厚さは設計図どおりか?基礎寸法は正しいか?コンクリ−トの強度は正しいか?基礎の鉄筋の本数・太さは正しいか?など完成時に見えない部分や専門的知識がないと気がつかない部分をチェックする工事監理を行い、誤りがあれば即座に施工者に訂正をさせます。
    また、この工事監理を施工者側の人間でなく、第三者のお客様の利益に立つ人間(設計事務所)に行わせることで設計図どおりの良い建物が完成すると考えています。
    身内ではチェックが甘くなるのが人情というものではないでしょうか?{建物が設計図と違っては必ずしもダメということではありませんが、その工事費は設計図をもとに、施工者と決定し契約したお客様の大切なお金です!}工事監理はお客様の利益を守る上で必要な物と考えております。ちなみにハウスメ−カ−の工事監理では外部(第三者)の人間は誰も来ません。
  • なぜ設計事務所に設計を頼むの?ハウスメ−カ−や工務店に頼めば設計料がかからないのでは?
  • 設計事務所はこれから建てようとしているお客様の大切な建物の内容を考えることで報酬を得ており、建物を建てて報酬を得る職業ではありません。
    工事をしないため、より客観的・総合的に判断を下すことができ依頼者が抱えているさまざまな問題や希望に応える家づくりができます。
    設計事務所に設計を依頼すると「設計料」がかかりよけいな経費と思われるかもしれませんが、設計事務所に依頼する場合、工事見積の査定があり、工事の内容・コストを総合的に判断するため、適切な施工店を選択することができます。工事費の見積を適切に行うことでコスト低減できれば、トータルで収支にかなうのではないでしょうか。
    住宅メーカーやゼネコン、工務店等の「設計料無料」は本当なのでしょうか?最低限の設計作業を行ったとしても現地調査から始まりお客様との打ち合わせ、設計図の作成、さらには官公庁への諸手続き等、実際には膨大な作業量が必要です。それだけのことを「無料」で行うことは物理的に不可能です。つまり、「設計料無料」ではなく、正確に言うと「見積書に設計料の項目がない」つまり「施工費に設計料が上乗せされている」と言う事です。工務店や住宅メーカー、ゼネコンは「設計料無料」とした方が仕事が取りやすいというだけでこのような「設計料無料」という表現になる訳です。「設計料無料」という事は絶対にあり得るはずが無いという事をご理解下さい。
  • 設計料+監理料っていくら位かかるの?
  • 当社では建物の用途により工事費の5%(設計料3%+監理料2%)〜7%を設定しております。
    例えば工場など建物の規模は大きいが比較的設計時間・打ち合わせ時間の少なくていいものは5%。住宅のような詳細図を多く必要とし、何度も打ち合わせが必要なものは7%となります。ただし、上記はあくまでも例です。また、建物を建てる地域によって様々な申請等が必要になる場合もありますので詳細はお気軽に問い合わせ下さい。
  • 設計を依頼する場合、どこから有料?また一般的にどうやって依頼するかどうかの判断をしているの?
  • 当事務所の場合、まず直接お会いして、お客様とお話をします。内容は何でもいいのです。建物の事でも政治のことでも。お客様と設計事務所のお見合いと考えて下さい。ここでまずお互いの第一印象が決まりますね。そこでお客様は当事務所の作品写真などを見ていただき、どんな仕事をやっているか理解してもらいます。そこでお客様の要望等を聞き、基本プランをつくります。基本的にここまでは無料で対応しております。そして基本プランを見た段階で、当事務所を気に入っていただけるようであれば次回プラン提示のときに、設計契約をお願いしています。実際に合ってみて、1案みると当事務所の考え方・対応等が理解できるかと思います。
  • 設計事務所に頼むと高くなる?
  • 設計事務所に頼むと高くなるというのは間違いです。
    我々は決められた予算に合うように計画をします。従って複雑な条件の建物を予算を守って建てたいときにこそ設計事務所は力を発揮します。
    また施工する工務店は適切な能力のある数社による競争入札で決めますからコストをおさえることができるのです。ですから、当然、設計事務所に依頼した場合の設計料も含めたトータルコストは安くなります。
    設計料が○○○万円と考えるのではなく、その建物を建てるのに全部で○○○○万円と考えるべきではないでしょうか?すべて同じお客様の財布から出るお金なのですから、そのト−タル金額を可能な限り抑えてお客様の満足いく建物を完成までサポ−トするのが我々の仕事です。